メディアオーケストラ(MEDIA ORCHESTRA)とは?AI検索に「名前で選ばれる」ためのメディア構築を、AIO対策の目線で整理

目次Contents
要点
- メディアオーケストラ(MEDIA ORCHESTRA)は、株式会社ゲットラッキーが運営する、小さなお店・会社向けのメディア構築サービス。複数のメディアに記事を置き、検索と AI の両方に、同じ内容の情報が並ぶ状態をつくる。
- AI 検索は、ウェブ上の複数の情報を参照して答えをつくる。だから「自社サイト1つ」より「中身のそろった情報が、何か所かにある」ほうが、紹介されやすくなる。この考え方が、サービスの土台になっている。
- 料金は個人事業主プランで構築費90万円〜・月額2万円〜(税別)。最低契約期間は6か月で、解約すると記事は非公開になる。検索順位や AI での表示は保証されない。
なお、NTT西日本の「メディアオーケストラ」という製品とは別のもので、関係はない。
AI 検索は、何を手がかりに答えをつくるのか
ChatGPT の検索機能や、Google の「AI による概要」は、質問を受けるとウェブを調べ、見つけた情報をまとめて答えを返す。答えの下に、参照したページが並ぶことも多い。
ここで大事なのは、AI が1つのページだけを信じて答えるわけではないという点だ。複数の情報を見比べて、書かれている内容がそろっているものを答えに使う。
小さなお店や会社が AI に紹介されにくい理由の多くは、ここにある。
- 自社サイトはあるが、外の情報がほとんどない
- 外の情報があっても、古い・少ない・内容がばらばら
- そもそも、何の店・何の会社なのかが文章になっていない
こうした状態の改善を、AIO対策(LLMO対策、GEO対策とも呼ばれる)という。中身は「読まれる記事と、正しい情報を、ウェブに置く」ことが土台になる。
「検索順位を上げる」だけでは、AI検索対策にならない
ここは、普通の SEO と AIO 対策を考えるうえで、少し分けて考えたほうがいい。
Google 検索では、「このキーワードで何位に出るか」が一つの大きな指標になる。一方で AI 検索では、ユーザーの質問に対して、「この会社は何者なのか」「何を提供しているのか」「どんな特徴があるのか」を AI が理解できる材料があるかという問題が出てくる。
たとえば、「船橋で○○に強い会社は?」と聞かれたとき、公式サイトに「○○を提供しています」と書いてあるだけでは、AI から見れば判断材料が少ない。
会社について書かれた記事、サービスの説明、実績、所在地、得意分野などが、それぞれ別のページで確認できれば、「この会社はこういう会社だ」と判断するための材料が増える。
つまり AIO 対策は、単純に**「検索順位を上げること」ではなく、「AI が会社を説明しやすい状態をつくること」**とも考えられる。
この違いを理解しておくと、なぜ複数のメディアに情報を置くのかも分かりやすい。
ただ記事数を増やすことが目的なのではない。ウェブ上に、自社について説明できる材料を増やしていくことが目的だからだ。
メディアオーケストラで、何をしてくれるのか
メディアオーケストラは、この「情報を置く場所」をつくるサービスだ。依頼した事業者に合わせて複数のメディアを構築し、記事の制作から公開までを任せられる。
公式サイトで説明されている流れは、次のとおり。
- 無料の AI企業診断で、今の状態を確かめる
- 相談
- 審査(申し込んでも、契約にならない場合がある)
- 契約
- メディアの構築と、記事の公開
記事には PR 表記が付く。名前を伏せた宣伝記事を量産するサービスではなく、「誰が出している情報か」を明らかにしたうえで、情報の量とそろい方を整える考え方だ。
料金と契約の条件
公式サイトに出ている料金は、次のとおり(税別)。
| プラン | 構築費 | 月額 | 規模 |
|---|---|---|---|
| スモール ライト | 90万円 | 2万円 | 3メディア分・初期記事30本 |
| スモール スタンダード | 150万円 | 4万円 | 5メディア分・初期記事50本 |
| スモール プロ | 250万円 | 8万円 | 10メディア分・初期記事100本 |
上は個人事業主プランで、法人プランは構築費180万円〜(3サイト)、月額15万円〜。AI-SEO / AIO対策は、スモール プロの内容に入っている。構築費は12回の分割にも対応している。
条件で確かめておきたいのは、次の3つだ。
- 最低契約期間は6か月。 以降は1か月ごとの自動更新
- 解約すると、記事は非公開になる。 払っている間だけ公開される形で、「一度払えば、ずっと残る」ものではない
- 成果は保証されない。 検索順位、AI での表示、売上のどれも約束していない
AI の答えは、検索の仕組みや競合の状況で変わる。成果を言い切らない点は、むしろ見積もりを比べるときの物差しになる。
向く人・向かない人
向く人
- 自社の名前で調べた人や AI に、正しい情報を届けたい
- 記事を書く時間も、人手もない
- 6か月以上、続けて取り組むつもりがある
向かない人
- すぐに結果が欲しい、結果の約束が欲しい
- 解約したあとも、記事を自分の資産として残したい
- まず自分で試したい(その場合は、無料の計測ツールから始めるのが安い)
AIO対策のサービスを比べるときの確かめ方
メディアオーケストラに限らず、AIO対策をうたうサービスは増えている。比べるときは、次の4つを同じ物差しで見ると判断しやすい。
- 同じ期間で、総額はいくらか
- 月額に何が含まれるか(記事の本数、レポート、実装)
- やめたあとに、何が残るか
- 順位や AI での表示を、約束していないか
最後の項目は、約束しているほうが要注意だ。AI の答えを外から確実に動かす方法は、今のところ知られていない。
まとめ
メディアオーケストラ(MEDIA ORCHESTRA)は、AI 検索が「複数の情報を見比べて答える」仕組みに合わせて、事業者の情報を置く場所を複数つくるサービスだ。料金と条件(6か月の最低期間、解約後は非公開、成果は保証しない)が先に公開されているので、他のサービスと並べて比べやすい。
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